「廣助の描いた花」展
田崎美術館では、只今、「廣助の描いた花」展を開催しております。
今回の企画展では、廣助が1920年代から1960年代に描いた作品の中から、花をモチーフにした作品を取り揃えました。
山岳画家として一世を風靡した廣助は山以外に静物画、画室、花などの作品も多数描いてきました。
その中に描かれる自然観や、人生観などの目標を一つの作品の中に集結させ、やがて廣助の画風が確立されていきます。
このたび展示いたします作品は、モチーフは花と小さいながらも、廣助がその当時探究していた表現や山岳作品にみられる力強さや色遣いを感じていただける作品であるかと存じます。
みなさまにも馴染みのある花を軸にして、田崎芸術の真髄を感じて頂きたく思います。
美術館スタッフ一同、みなさまのお越しをお待ちしております。
「廣助の描いた花」展によせて~
廣助は、若い京都在住の頃からバラの絵が得意だった。
廣助の一生を通してバラの絵は多く描かれたが、館に展示してある八号のバラは
とくに廣助も気に入っていた。
この絵は深い色彩と絵画思想の点で喜ばしい作品である。
廣助はほかに、アトリエの絵、松林の絵、その他のそう云った
種類の絵には、必ずといっていいほど花を片隅に描いている。
家の庭にも野草の花が好きでレンゲなど好んで植えていた。
田崎美術館館長 田崎暘之介

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